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 夏みかんママレード【後日談】
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 とちの実もち(11月)
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夏みかん

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3月。
2003年度も今月でおしまいの、ある日の事。

井の頭公園は庭ですから、いつもの散歩コースですが、4月になれば公立の保育園に行ってしまう子ども達もいるので、あと何日この子供達と一緒に遊べるのかなと思う日々。
いつもはお昼ごはん&おやつを作っている私ですが、今日はちょっと特別。
調理の仕事は「おっちゃん」にしてもらって、私は散歩に参加しました。

どうやらいつものコースがあるらしくて、車に気をつけながら歩きます。
裏通をいけば、すぐ井の頭公園の西園の方へ出られます。
園の中に入ってしまえば、私よりも子供達の方が勝手知ったるなんとやらで、ボールをなげ、大人もバトミントンをしてみたりして楽しいのでした。
身体を動かすのにあきると、子供たちはトコトコと集まってきて木の根元を掘ったり、大きな石をひっくりかえして”虫”探しをはじめます。
何がいるのやら木の棒でつついては、飽きずに土をホジホジ。
子供ってこういうの好きだねぇ。
11時近くなるとさぁ帰ろー。帰ってお昼ごはんだよー。と4人乗りバギーやネコバスに乗って移動です。

ところがそうまっすぐにはかっぱの家に戻れなくて、園の管理の人がひょっこり現れて”夏みかんが木になってるんだけど、取るかい?”なんてうれしい事を言ってくれたりするのです。

カギのかかっている柵をわざわざ開けてくださって、高枝ばさみまで貸してくれて、子供も大人も上を見上げて、管理の方がはさみでパチンと切るところへ、エプロンのすそを広げて夏みかんをキャッチ。
キャッチできなくて落ちた夏みかんは、子供たちが楽しそうに拾います。
すっぱくて鳥も食べないのか、きれいな夏みかんを手に手にもって、やっと保育所に戻りました。

ただいまー。わぁうれしい、ごはんが出来ているぅー。
小さいテーブルを1つにくっつけて大きくして皆がまわりに座ります。
今日は”おでん”。
大根もやわらかく煮えているし、イロイロな具が好きなだけたべられていいねぇ。野菜ソテーや長ネギのぬたも皿にもられていて、あーおいしい。幸せ幸せ。
(片付けも、もちろん「おっちゃん」にしてもらったし。)

食べ終わった子供からパジャマに着替えてお昼ねの部屋へ。
保育者も子供たちに本を読んで寝かせるので、1時を過ぎると急に静かになります。

さて、夏みかんはその後どうなったのでしょうか?
歯が浮くような、すっぱい夏みかんが好きという人もいるので、その人にはそのまま持っていってもらったのですが、あとはマーマレードになったのでした。

まず夏みかんは1/4にカットして、皮をむき、中の袋の身はほぐします。
皮はうすく千切りにして2回ゆでこぼします。
中の身とゆでこぼした皮を砂糖で煮ます。
少しやわらかい位で火を止めて、きれいなビンなどに入れておきます。

冷めると少し固くなるので、あまり煮つめないように。

そしてこのマーマレードは次にどうなったのでしょうか。
寒天に固めたり、
ホットケーキにつけたり、
プレーンのむしパンにつけたり、
むしパンの生地にまぜたこともありました。

とにかく木になっていた夏みかんはその姿を変えて、おいしくなって私達のお腹に入っていったのでした。

つづく

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