花火大会 ―7月
7月のかっぱの家の恒例の行事は”花火大会”です。 花火大会といっても、かっぱの家の前の路地で、線香花火などをチロチロと子供たちとするかわいいものです。 花火大会は7月の末の金よう日の夜、と毎年決まっていて、夕ごはんもかっぱの家で準備します。 ◎ごはんを1升炊いて、たくあんのみじん切り、ちりめんじゃこや鮭、ごま、大葉などを混ぜた、ちらし寿し。 その他に、コロッケやから揚げを買ってきてもらったり、とうもろこしをふかしたり、ビールをケースで注文したり、準備&仕込みに大忙しです。 私が夜7時すぎに中道通りを帰ってくると、ケムリがモクモクとただよっている所あり、立ち止まって左側を見る親子あり。そこがかっぱの家の路地で、子供も大人もうれしそうにパチパチの花火を見つめているのでした。 「ただいまー。どうもどうも、ごくろうさまでした。ありがとう。最後の仕込げが大変なんだよね。すっかりラクをさせてもらっちゃってどうもありがとう。」と言うと、「ひと通りとっておいたからねー」と言われて、ワンプレートにいろいろおいしそうな食べ物が盛られて、私を待っているのでした。 2月まで一緒に調理をしていた(月よう日担当していた)Nさんも、ちょうど京都から来ていて(娘さんが三鷹に住んでいる)、久しぶりに元気な顔が見られて、これまたうれしい。 ビールを持ってくる人、ワインを開ける人、アイスキャンディーを差し出す人、冷えたすいかが届き、ポテトチップやナッツやおせんべいやいろいろなものが届けられ、それらは次々と皆のお腹に消えていき、おしゃべりに花が咲き、そして気持ちまで満たしてゆくのでした。 花火大会ですから、花火がなくなるとそろそろ子供たちも帰る時間になります。 ところが、帰り際 冷蔵庫をなんとなく開けると、私が畑でこしらえた”おばけきゅうり”のピクルスが、出しそびれてそのまま残っているではありませんか。 * * *
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