走れ!タカハシ!
毎年秋になると、市内の中学2年生の子が”職場体験”と称してかっぱにやってくる。 学校からの依頼文やらがあるから授業の一環らしいが、今年やってきたI君は、かっぱでは初めての"よそ者”。これまではみんなかっぱの卒園生だったのだ。だから「ン?」と思ったけど、中2男子が「保育園で働きたい」というので私は興味をもったのだ。「へぇー、今どきの若い男の子がねぇ。」「保育士って、はやりなん?」 一度打合せにきたあと、実際の職場体験までの間にかっぱのバザーがあって、猫の手も借りたいからI君に「手伝ってくれる?」ときくと「いいですよ」と、そしてそのバザーの時は朝から最後の打ち上げまでよく働き、よく食べ、よく子どもと遊びと、フル回転。「キミ、がんばるねぇ」「だけどもう時間も遅いから帰ったほうがいいよ。」 で、本番の職場体験は3日間、朝いっしょにさんぽに行って、昼ごはんを食べて、ひるね後、また外でひと遊びと、ここでもフル稼働のI君。「もう5時だから帰っていいよ」「いや、5時半までいます」とがんばってたけどさすがに3日目は本当に疲れたらしく「ちょっと家で休んできます」って。知らないところで、知らない大人が周りにいて、そりゃぁ緊張するだろうし疲れもするだろうよ。それに見てるとやっぱり特に男の子が「お兄ちゃん、お兄ちゃん」ってまとわりついてて、けっこうハードに遊んでたもんなぁ。 そんな風にがんばったI君の職場体験にまつわるおまけ話を3つ。 1)ただの印象なんだけど、私の知ってる男性保育者はけこうやさしげというか、なよっとしてるというか、逆に男っぽいヤツはあまりいないんだよなぁ。で、ちょっとこわもて顔のI君を見て「へぇー」っと思ったわけ。 2)職場体験中に見回り(?)に来た教師が帰ると、I君「オレ、あの先生見たことないよ」って。「なんじゃそれ」「どういうこと?」「何しに来たんやろ」と皆で大笑いしたものだが。 3)職場体験後、担任の教師から礼状がきて「5月末以来登校していなかったI君が学校へ来た。とてもいい顔で登校しています。職場体験を通して得るものが大きかったと思います。担任として深くお礼を」と、何じゃい、キミ、学校いってなかったんかいな。ま、いろいろ面白いことがあるものですな、と書いている12月はじめの時点で「I君が直接かっぱへお礼に行くと思います」のI君、いっこうにかっぱに顔を出さない。「は、は、は、おもしろいやっちゃ」なのだ! * * *
▽ この記事へのコメント ▽
* * *
|

